低血圧の原因と改善法

低血圧は体質だからとあきらめてしまっていませんか?普段の生活習慣を改善すれば低血圧を改善する事も出来るのです。


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低血圧の状態

低血圧とは?

低血圧とは最大血圧が100〜110mmHg以下の方を言います。血圧を測った時に示される数値は上の血圧と下の血圧の2種類が有ります。上の血圧は最大血圧(収縮期血圧)、下の血圧は拡張期血圧(最小血圧)と呼ばれます。

低血圧の方の状態としては低心拍出量症候群、静脈うっ血のどちらか又は両方を持っています。

低血圧の状態、低心拍出量症候群とは?

心臓は収縮と拡張を繰り返すポンプの働きをしていますが、この時心臓の収縮する力が極端に弱くなった状態を低心拍出量症候群と言います。

低血圧の状態、静脈うっ血とは?

心臓から全身にめぐった血液は末梢血管の力で心臓に送り戻されます。この時、心臓に送り戻される力が弱まると、静脈に血液が溜まり、これがひどくなるとうっ血した状態になります。

低血圧の原因

低血圧の大きな原因は遺伝による体質です。しかし、生活習慣を見直すだけで、低血圧の症状は軽減出きるのです。ここであきらめず普段の生活習慣を見直してみましょう。

低血圧の症状をさらに悪化させる原因には、偏った食生活、運動不足、ストレス、寝不足など様々な要因があげられます。そのままの生活を続けていると体力の低下や自律神経失調症などを招く恐れも有ります。

低血圧のタイプ

本態性低血圧

低血圧の原因ははっきりしないけどいつも低血圧状態の方を言います。
朝、中々起きられない、午前中はぼーっとしていてお昼過ぎにならないと調子が出ないという方はこのタイプです。

起立性低血圧

学校の朝礼などで突然意識を失って倒れたり、立ち上がった瞬間にくらくらするタイプです。このタイプの方は通常、数分で改善されます。

起立性低血圧の方は座った姿勢で血圧を測ると正常ですが、立った姿勢で血圧を測ると上の血圧が座って測った時よりも20mmHg以上下がります。

症候性低血圧

病気が原因となっている低血圧です。ガン、糖尿病、慢性肝炎、肺結核、貧血、甲状腺機能低下症などの病気が原因で低血圧になる場合があります。

低血圧による症状

脳の血液の循環が悪くなると・・・

立ちくらみ、めまい、ふらつき、浮遊感、頭痛、耳鳴り、失神、乗り物に酔いやすい

全身の血液の循環が悪くなると・・・

動機、息切れ、不整脈、胸の痛み、呼吸困難、息切れ(悪化すると過換気症候群)、食欲不振、下痢、便秘、過敏性腸症候群、吐き気など

低血圧の方は血液の循環が悪く、血液の循環が悪くなると臓器の機能が低下して、体に様々な影響を及ぼします。又、体だけではなく心にも影響を及ぼす事も有ります。生活習慣を見直して早めに改善する事が大切です。

低血圧改善法

早寝早起き、適度な睡眠などの生活リズムの改善

規則正しい生活リズムは低血圧を改善させます。

朝食をきちんととる

血圧を正常に上昇させるためには3食の内でも朝食をとる事が一番大切です。

運動をして血液の循環をよくする

血液の循環を良くする運動とは、有酸素運動、筋力を増強する運動、ストレッチをバランスよく組み合わせます。

急激な運動はかえって体に負担をかける事になります。「目標心拍数」を把握して運動するといいでしょう。

目標心拍数の算出法

●まずは最大心拍数を算出します。
【最大心拍数】=220ー自分の年齢

●そして最大心拍数から目標心拍数を算出します。
【目標心拍数】=【最大心拍数】X0.5〜0.7

普段から運動していないと言う方は0.5を掛けて目標心拍数を算出しましょう。慣れてきたら徐々に0.7を掛けた目標心拍数を目指します。

自分の心拍数は1分間手首の脈を数えます。そして、目標心拍数と照らし合わせます。

※朝、起きるのがつらい人は目が覚めた時、ベッドの上で軽く手足を伸ばすなどのストレッチをしてから起き上がると血液の循環がよくなるので効果的です。

漢方薬

低血圧を改善するためには、漢方薬も有効です。低血圧改善に有効な主な漢方薬をご紹介します。

■当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
血液の流れを良くし、体を温める作用が有ります。
痩せ型で骨格がきゃしゃで顔色が悪く病気やストレスへの抵抗力が弱い方向き

■加味逍遥散(かみしょうようさん)
上半身はのぼせているのに、下半身は冷え性の症状に効果的。
不眠、鬱症状などの精神神経症状が強い人向き

■桂枝加苓朮附湯(けいしかりょうじゅつぶとう)
めまい、のぼせ、動悸などに効果的

■半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
頭痛、めまい、胃腸虚弱などの症状に

■真武湯(しんぶとう)
新陳代謝機能の低下、尿量減少の上下痢の症状が有る方、動悸、めまい、慢性腎炎などの症状に

■人参湯(にんじんとう)
胃の膨満感や胃の痛み、食欲不振、慢性下痢、胃腸カタルなどの症状に

■八味地黄丸(はちみじおうがん)
体のだるさや疲労に効果的

■十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)
病後の疲労衰弱、食欲不振、全身倦怠感、たちくらみ、鬱症状などに

■六君子湯(りっくんしとう)
胃腸虚弱、疲れやすい、食欲不振などに

■補中益気湯(ほちゅうえっき)
病後、産後の体力回復、虚弱体質、体力の消耗による疲労などに

※漢方薬は普通の薬局などでも購入できますが、薬剤師や漢方薬局などで専門の方に相談して購入する事をおすすめします。

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